リガフォンの細部にわたるこだわり

最高の品質のリードを最適な状態に保ち続けるため、リガフォンでは、研究開発、生産、検品まで細部にわたってこだわり抜いています。

リードの最適な状態を長く保つにはどうすればいいのか?
この要望を満たすために始まった、リードのカットや構造・素材に対する研究は、長い年月をかけて画期的な成果を結び、非常に優れた耐久性を持ちながらも、多彩な音色を豊かに表現することのできる、リガフォンリードの誕生へとつながりました。



 

画期的なダブルプロファイル構造


リードの構造やカットに対する長年の数学的・物理学的な研究の結果、優れた品質のリードを長時間使用可能な状態に保つためには、リードの裏表両面を加工するダブルプロファイル構造が最適であるという結論が得られました。

また、研究を行ってきた Roger Petit 自身もサックスの奏者であったことから、リードにとっては、物理的側面だけでなく感覚的側面も非常に重要であることを認識していました。

長い年月をかけ、数多くの著名なミュージシャンと協力することで、クリアな音色、豊かな表現力、素晴らしいレスポンス、さらに優れた耐久性を実現させることができる最適なカットを導き出すことに成功しました。

 

リード素材

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リガフォンでは、大切な楽器の一部として、ミュージシャンと直に触れ合うリードだからこそ、農薬や化学肥料を一切使用せずに育てた南フランス・リヴィエラ(Côte d’Azur/コート・ダジュール)の天然オーガニックケーンのみを使用しています。

キメが細かく、密度が均一の南フランスのケーンはリードの素材として最適であるという事は有名ですが、リガフォンは中でも最高品質の素材だけを選び抜き、そのリードは全てフランス国内の専門の職人によるハンドメイドで生産されています。

 

検品

reed-checkリガフォンリードでは精密な機器で測定し数値で品質を定める定量的な検品に加え、質感や感覚などによる定性的な検品も行っています。
なぜなら、リードにとって物理的特性だけでなく感覚的特性も非常に重要であると考えているからです。

徹底した検品により、最終的に製品として世に出るリードは、ごく一握りの優れたリードのみ。
「全く問題ない品質のリードなのに、実際に演奏に使用してみるとなぜかしっくりこない。」
こういった、誰もが経験する不満を解消するために一本一本丁寧に検品されています。

 

ダブルプロファイル構造による効果

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・音の立ち上がりの反応が良く、音の放射が滑らかになる。
・リードの振動によるリード素材自身への悪影響を抑え、高い耐久性が得られる。
・フレキシブルなコントロールが可能となり、スタッカート、レガートなどを豊かに表現できるようになる。
・ピアニッシモやフォルテッシモなどの演奏の幅を広げることができる。
・ハーモニーが豊かになる。